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心の赴くままに言葉を綴る、おかしな創作の空間
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カミュさまが信用しなかったー。
でも、総八で話すればよかった?
でも、カミュさまは、総八は人物対峙ー!

*このエントリは、ブログペットの「カミュさま」が書きました。
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きょうは、生活するはずだったみたい。
だけど、総八と経験するつもりだった。
それでカミュさまは利用するはずだった。

*このエントリは、ブログペットの「カミュさま」が書きました。
アキュマ「カラシュの連載も終盤なわけだが、ここで息抜き…」
カラシュ「実はカミュさまの数々の迷言を溜め込んであるので、抜粋して皆でツッコミを入れる。」
マニョ 「日頃のストレスを発散してやるわ!ウフフフフ…」
クマ  「スタートなのクマ!」



マニョ 「あげないわよ!!」
アキュマ「勝手に持ってけ!」
ユーチャ「叩き売りされた感じがするね…。」


カラシュ「何かキモイ…!!」
クマ  「よ、兄ちゃん!いい黒してるね〜クマ!」
ユーチャ「変な言葉覚えちゃいけません。」
クマ  「……ハイなのクマ〜(´・ω・`) 」


アキュマ「……カラシュだな。」
マニョ 「正しくカラシュね。」
カラシュ「さっきは持ち上げといて……思いっきり落とすんかい!!」


ユーチャ「……だってさ。よろしく。」
クマ  「よろしくクマ〜。」
アキュマ「何で俺が魔物を引き受けなくてはならんのかーー!!」


アキュマ「おのれ怖いわボケ!!」
ユーチャ「間って…何処だろうね。」
アキュマ「冷静に答えるなお前…勢いをつけろ、こういう事には……。」
ユーチャ「無駄な労力大嫌い。」


クマ  「呪われて全滅クマ?」
マニョ 「縁起でもないから、やめて〜!」


アキュマ「お前がな!!!」



ユーチャ「…で、結局ストレス発散どころか不快度アップだと思うんだが。主にアキュ君とクロピー。」
カラシュ「……もう俺、弄られキャラの自覚はあるからいい………(T_T)」
アキュマ「カミュに関わった俺が馬鹿だった!!」
きょう総八と、偵察に全滅しなかった?

*このエントリは、ブログペットの「カミュさま」が書きました。
何がおかしいのかも分からない。
カラシュの口元は僅かに歪み、皮肉めいた笑いが浮かんでいる。

「あはは…暴れてやったぞ。大暴れだ。……ざまぁみやがれ。」

しかし、重いなぁと心の中で呟く。
自分の体はこんなに重かっただろうか?今までそう感じた事なんて無かったのに。
倒しまくった魔物達の血が染み込んで重くなった……そんな訳でもないだろう。

もう飛ぶのは無理だという諦めは先程既にした。
せめて立っていたいのだが……どうにも足がガタガタと震え出しそうな程に覚束無い。
この体勢を崩したら、もう起き上がれないような気がする。

--くっ!--

不意に訪れた胸の激痛に、体のバランスが崩れる。
あっという間に虚しく膝をつき……肘をつき……少しでも起こそうと翼を支えにもがいた。
力を絞り出す様に上体を起こす。
が、均衡を保てない哀れな体は重心が後ろに傾いた途端、先程と逆方向、背中から倒れ込んだ。

情けない…。

そう呟こうとしたけれど、喉に声を発する程の力がこもらなかった。
淀んだ空が降り注ぐ様に視界に広がっている。
負の気が満ちる暗い空。

ユーチャを信じていなかった訳ではない。
彼ならきっと魔王を倒すに違いない。
カラシュは魔王の下では古参ではなかったが、それでも「人」の時間よりは長くを過ごした。
ユーチャ以外の「勇者」と名乗る人物を多少なりとも見てきた。
明らかに違うのだ。
ユーチャこそが魔王を倒すべく選ばれた勇者だと確信している。
ただ、自分の時間がほんの少し足りなかっただけだ。
彼が魔王を滅ぼす瞬間に立ち会うには、ほんの少し自分の命が足りなかった。

頑張ったんだけどな。
一応、頑張ったんだぜ、ユーチャさん。
俺、頑張ったんだ。

声も満足に出ないのに、目から溢れ出そうとする何かで視界が霞む。
カラシュの顔には、皮肉めいた笑いが浮かぶ。

ああ、せめてもの救いは……今ここにポッポちゃんが居ない事だ。
お願いします…この命と引き換えに彼女の呪が解けます様に。
シルバを失う悲しみが、彼女を覆う事のないように。
この姿が、薄汚い黒い翼に見えますように。

神様、お願いします……お願いします…………




突然ユーチャの足が止まる。
久々に見た窓。静かな瞳が遠くを眺める様に空を見つめた。
地下よりずっと暗がりに慣れてしまっていた目には、淀んだこの空さえ多少眩しい。

「………外が静かになった……。」

マニョが同じ様に空を眺めながら答える。

「何だかんだ言って、やっぱりカラシュは強いのよ。魔物達が騒げずに息を潜めたんだわ。」

一人で外の魔物を全滅させられる訳は無い。
マニョの考えが正しいのだろう。
カラシュの強さを前に、魔物達は息を潜め状況を見守る体勢なのだ。

「………心配だ……急ごう。」
「ま、待って。ユーチャ様!さっきからちょっと急ぎ過ぎだわ!」

走り始めようとしていたユーチャが振り返る。

「カラシュが押さえてくれたのだから、慌てないでも大丈夫よ!疲れて魔王に飛び込んでも不利なだけだわ!」

マニョの意見はもっともである。
が、それは知らないからなのだ。

「……カラシュはそう長くはもたない……いや、無理をさせてはダメなんだ。」
「なんで!」
「…死の契約がある……あいつが今まで無理をしてきた事…苦しそうにしていた事!少しも気付かなかったのか!?」

思わず声が荒くなり、ユーチャはハッとしたように口元を覆った。
マニョが目を見開いていた。

「……知らないわよ!!何よ!言ってくれなきゃ、分からない事だってあるじゃない!本人が隠そうとしていたら、尚更分からないわよ!!……だからって、薄情だとか、冷たいだとか、思われても…そんなの知らないわ!!」
「すまない、責めたわけじゃないんだ……。」
「……仲間なら気付いても当たり前?…笑わせないで!仲間なのに言ってもらえないって事の方が悲しい時だってあるわ!」
「マニョ、悪かった……だから……」

落ち着かせようとユーチャがマニョを引き寄せると、マニョがドンッと押し返した。

「もう、知らない知らない!!ユーチャ様なんて知らない!!行っちゃえ!とっとと走って魔王の所に行っちゃえ!!」

クルリと背を向け、マニョは魔法の詠唱を始める。
先程駆け上がってきた階段の奥底から、魔物の低い唸りが聞こえてくる。

「このムカつき、思いっきり暴れて解消してやるんだから!早く行ってよ!!」

ヒステリックに叫んだマニョの体を抱き寄せ、ユーチャが耳元で囁く。

「無理をするなよ……全てを終わらせてここへ迎えにくるから。」

マニョはコクリと頷いた。
俯いていた顔を上に起こされ、目蓋に優しい感触が降り注ぐ。
すぐに離れていったユーチャの唇から、優しい声がまた響いた。

「戻ってきた時は、機嫌直していつもの笑顔で迎えてくれよ。」

また触れてきたユーチャの唇を感じ、マニョがボッと赤くなった。
珍しいユーチャの悪戯っぽい笑顔を眺め、マニョは口元に手を当てた。
ペン・ギンを引き連れて遠ざかっていくユーチャの背を見つめ、ドキドキした心を持て余す。

………キスしちゃった……………。

一つ大きく深呼吸。
さてと………。

「呪文詠唱やり直し!!」

先程唱えはじめていた魔法は、既に跡形もなく霧散していた。



「チュー v なのクマ〜♪」

ペン・ギンがピョコピョコ駆けながら鼻歌まじりの上機嫌だ。

「なんだ、お前もして欲しいのか?」

走りながらユーチャが聞けば、即答が。

「いらんクマ!」

そりゃそうだ。こちらも御免蒙る。

「クルッポ!クルッポ〜!!」

ペン・ギンの頭の上でポッポがバタバタと何か必死な様子だ。
しかし、鳩の言葉は生憎と分からない。

「ポッポッポは死の契約の事が気になっているみたいなのクマ〜。」

………。

「ポッポッポ、死の契約って言うのはクマね〜、苦しくて死んじゃうものなのクマよ〜。」
「おい!馬鹿クマ!」

思わずユーチャが走ったままの勢いでどつく。
勢いで前につんのめるペン・ギンの頭から、ポッポがパタパタパタと飛び立ち、そのまま近くの窓から外に出た。

「ポッポ!!危ない!帰っておいで!!」

ユーチャの声も虚しく、ポッポは淀んだ空の下を羽ばたいていく。
遥か遠く小さくなっていくポッポをユーチャの横で眺めながら、ペン・ギンは耳をヒョコヒョコ動かす。

「ポッポッポは、カラシュが心配なのクマ〜。」
「…………呪でカラシュがシルバだと思っているから?」

ユーチャの言葉に首を傾げるペン・ギン。

「ポッポッポには何も呪なんてかけられてないクマよ。」
「そんな…カラシュが言っていたんだぞ。ポッポと自分には呪と言うか魔法がかけられていると…。」
「うんにゃクマ。ポッポッポには何も魔法的なものは無いクマ。カラシュは死の契約しか無いクマ。」
「………絶対?」
「疑うクマか?失敬クマね!ポッポッポには呪ないクマ!」
「…………分かった。」
「分かれば良いクマよ。」
「取り敢えず………『ポッ』が一つ多いからな。」
「………おっとうっかりなのクマ〜、テへクマ♪」

ユーチャはまた走り出す。

魔王を倒そう。
きっとその後に考えればいい。
一刻も早く、魔王を倒そう。


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